ロシアはウクライナに穀物輸出を再開するよう呼びかける一方、ミサイル攻撃を続けており、封鎖されているウクライナ港の一部解除に向けた取り組みは実現が危ぶまれている。ウクライナ北東部ハリコフのオレグ・シネグボフ知事は、ロシア軍が学校などの民間施設を攻撃し、人々ががれきの下敷きになっていると語った。また、南部ミコライウや東部ドニプロペトロウシク、ドンバス地方でも砲撃があったことが報告されている。ウクライナ軍が米国から供与された高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」などの武器を投入していることで、東部ではロシアの進撃が鈍り、一部地域では占領を続けるのが一段と難しくなっている。