「お金は欲しいけど、仕事はしたくない」「仕事はキライじゃないけど、お金のために働くのはイヤだ」「定年まで働くなんて考えられない!」
そんな思いが少しでもあるのなら参考にしたいのが、入社4年目の26歳でFIRE(経済的自立と早期リタイア)を果たした遠藤洋氏の著書『投資をしながら自由に生きる』(ダイヤモンド社)だ。仕事をしながら小型株集中投資によって資産を築いた著者が、「最速でお金から自由になる」ための秘策を伝授! さらに、「お金」にも「時間」にも「場所」にも縛られず、好きなことで楽しみしながらお金を得て、自ら実践している人生を最大限に満喫する方法を徹底指南する。
※本稿は
『投資をしながら自由に生きる』より一部を抜粋・編集したものです。

【20代で1億円を貯めた元会社員が断言】自分という商品を最大化する会社員以外の稼ぎ方イラスト:伊藤ハムスター

私の業務委託契約体験記

【前回】からの続き

私自身の例でいうと、新卒で就職したITベンチャー「オープンドア」に4年ほど勤務して退職したあと、某大手企業と業務委託契約を結んで、新卒採用の仕事を手伝っていた時期がありました。

守秘義務があるので企業名は伏せますが、契約先は東京・丸の内に本社を構える某業界で世界シェアトップのグローバル企業です。

会社員時代に新卒採用の仕事を任されていたのですが、そのとき一緒に仕事をしていた後輩が人材紹介会社に転職し、この案件をオファーしてきたのがきっかけでした。会社を辞めたあとも、その会社の関係者にこうしたオファーをもらえるのは本当にありがたいことだと思いました。

自分の実績と信用を崩さない

【20代で1億円を貯めた元会社員が断言】自分という商品を最大化する会社員以外の稼ぎ方

会社員の頃、退職することが決まると、急に仕事が雑になったり連絡がとれなくなったりする人も一定数いました。気持ちはわからなくもありませんが、そうした人たちは客観的に自分を見ることができない非常に残念な行動をしていると、そのたびに私は思っていました。

退職が決まった途端に手の平を返すような不誠実な態度をとるのは、それまで積み上げた実績と信用を自分で壊す行為でしかありません。そんな人に、その後、仕事を紹介したいとは思わないでしょう。

そのような人には「急に連絡がとれなくなるリスクがある不誠実な人」というレッテルが貼られるからです。自分が思っている以上にまわりの人は、自分のことを冷静に見ています。

会社を辞めたとしても、前職の人とのつながりで、どんなオファーが舞い込んでくるかわかりません。そうしたチャンスを潰さないためにも、つねに人や仕事に対して誠実でなければならないことを私自身、あらためて実感したのです。【次回へ続く】

※本稿は『投資をしながら自由に生きる』より一部を抜粋・編集したものです。