「お金は欲しいけど、あんまり仕事はしたくない」「仕事はキライじゃないけど、一生お金のために働くのはイヤだ」
そんな思いが少しでもあるのなら参考にしたいのが、入社4年目の26歳でFIRE(経済的自立と早期リタイア)を果たした遠藤洋氏の著書『投資をしながら自由に生きる』(ダイヤモンド社)だ。仕事をしながら小型株集中投資によって資産を築いた著者が、「最速でお金から自由になる」ための秘策を伝授! さらに、お金にも時間にも場所にも縛られず、好きなことで楽しみしながら収益を得て、自分の人生を最大限に満喫する方法を徹底指南する。
※本稿は
『投資をしながら自由に生きる』より一部を抜粋・編集したものです。

【たった4年でFIREできた元会社員が教える】<br />いかにして働かずにお金をもらうかイラスト:伊藤ハムスター

仕事をサボることで人類は進化してきた

【前回】からの続き

この話を踏まえて、先ほどのレジ打ちの仕事を、あらためて考えてみましょう。あなたはレジ打ちのアルバイトをしています。どうやったら仕事をサボりながらお金が得られるかを考えてみてください。

◎レジ打ちをサボってもお金が得られる方法を考えてみよう


 

後輩のバイトに仕事を押しつけて自分はサボる
自分のレジをクローズしてお客さんをほかのレジに並ばせる
100円低い時給で自分の代わりに働いてくれる人を探す
セルフレジを開発して自分の代わりに設置する
アマゾン・ゴーの導入を全店舗に提案し、アマゾンから紹介料をもらう

あくまでも考え方の例ではありますが、後輩や他人に仕事を押しつけて自分がサボったのでは、あっという間にアルバイトをクビになってしまうでしょう。なぜクビになるかというと、「価値」を提供せずに報酬だけ得ているからです。価値を提供できないにもかかわらず、報酬だけを得ようとする人は、資本主義社会からは必要とされません。

一方、あなたの代わりに働いてくれる人やシステムを導入することができれば、あなた自身は仕事をサボりつつ、継続的に価値を提供することができます。この場合、あなた自身がサボっているにもかかわらず、報酬を得ることができるのは、しっかりと「価値」を提供しているからです。

【たった4年でFIREできた元会社員が教える】<br />いかにして働かずにお金をもらうか

結果的にお客さんに価値が提供できていれば、あなた自身が働いていようが遊んでいようが、まったくもって大した問題ではないのです。

「レジ打ちのアルバイトを続ける」というのは、自分の時間をお金と交換し続ける行為ですが、「100円低い時給で自分の代わりに働いてくれる人を探す」「セルフレジを開発して自分の代わりに置く」「アマゾン・ゴーの導入を全店舗に提案し、アマゾンから紹介料をもらう」といった発想は、自分の時間を使わずにそれ以上の「価値」を提供するという行為なのです。

※本稿は『投資をしながら自由に生きる』より一部を抜粋・編集したものです。