米ネット小売り大手アマゾン・ドット・コムが28日発表した4-6月期(第2四半期)決算は、2四半期連続の赤字となった。ただ、コスト抑制に向けた取り組みが進展しているとの認識を示した。売上高は前年同期比およそ7%増の1212億ドル。増収率は約20年ぶりの低水準となっていた1-3月期と同程度の伸びとなった。損益は20億ドルの赤字。前年同期は78億ドルの黒字だった。1-3月期は7年ぶりに赤字に転落していた。7-9月期については、営業利益がゼロ~35億ドル(前年同期は49億ドル)、売上高は1250億~1300億ドルを見込む。アマゾン株価は決算発表を受けた時間外取引で、約15%値上がり。アンディー・ジャシー最高経営責任者(CEO)は声明文で「燃料やエネルギー、輸送費における継続的なインフレ圧力にもかかわらず、コスト管理面で前進している。注文処理・配送拠点網の生産性改善が特に顕著だ」とコメントした。
アマゾン、2四半期連続の赤字 コスト抑制は「進展」
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