米半導体大手インテルが28日発表した4-6月期(第2四半期)決算は2四半期連続の減収となり、先行きについても暗い見通しを示した。新型コロナウイルス禍で2年にわたって大きく伸びていたパソコン(PC)販売の不振が重しとなっている。売上高は22%減の153億ドルで、市場予想に届かなかった。最終損益は57億5000万ドルの黒字だった前年同期から、4億5400万ドルの赤字に転落した。金利の上昇やインフレ高進により、個人消費が世界的に鈍化しているほか、オフィス出社再開に伴い、コロナ流行に伴う自宅勤務や遠隔授業で爆発的に伸びていたPC需要が冷え込んだ。PC向け半導体部門の売上高は25%減の77億ドル。データセンター向け半導体部門は16%減の46億ドルだった。