転職は有益なことが多く、今はその絶好のチャンスだ。アトランタ地区連銀によると、米国では転職した人としなかった人の賃金格差が拡大している。過去3カ月間職場にとどまった就業継続者は、2022年6月時点で賃金が約4.7%上昇した。一方、転職した人は賃金が6.4%上昇した。この差は過去20年で最大だ。労働者は、ガソリンや食料品、家賃、その他の生活必需品の価格高騰に直面している。労働者や労働市場を研究するエコノミストによると、労働市場が逼迫(ひっぱく)していても、多くの労働者は現在の職場でインフレに見合うほど賃金が上がっていない。その結果、出費を見直す人もいれば、物価上昇分を補うためにより給与の高い新しい仕事を探し始めている人たちもいる。
転職する人、しない人より賃金上昇=米調査
米で堅調な労働市場とインフレ、給与アップを目指す転職を後押し
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