スマートフォンやテレビなどの電子機器向けの半導体を手掛けるメーカーは、自社製品の性能をよく自慢する。それに加え、複雑な処理を担う半導体チップのサイズの縮小も宣伝している。小型化競争は処理速度やエネルギー消費効率の躍進を示すものであり、実入りのいい契約の獲得に役立つ。しかし、こうした争いは大きな混乱を招いている。チップには、トランジスタのサイズに関連した数字があり、長年この数字が小さいほど優れたチップであると考えられてきた。だが今や、誰もが独自の基準を作っているような状態だ。
半導体の「ナノメートル」表示、もはや意味なし
インテル、サムスン、TSMCは小ささを自慢しているが、その基準はばらばら
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