小さな会社や個人商店が今すぐ売上をあげようと思った時、どの販促ツールから作ればいいのか?『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法 「マンダラ広告作成法」で売れるコピー・広告が1時間でつくれる!』(ダイヤモンド社刊)では、販促コンサルタントの岡本達彦氏が、今すぐ売上をあげるために必要な「A4」1枚チラシを誰でもつくれる「マンダラ広告作成法」という新しい販促手法を公開。小さな会社が、今すぐ売上をあげられるすごい方法がわかると好評だ。本連載では、同書より一部抜粋、加筆して特別に公開します。
信用してもらえる証拠・語れる資格はあるか?
「マンダラ広告作成法」は、難解な心理学を学ばなくても売れるチラシが作れるようになっています。
なぜなら、様々な心理学の要素がマンダラ広告作成法シートのあらゆる所に散りばめられているからです。
どういうことか? わかりやすく簡単な例で説明しましょう。
「マンダラ広告作成法」ではまず初めに、チラシに載せるキーワードをひたすら書き出すという作業を行います。
1番から8番まで書き出す項目があるのですが、その4番目に「信用してもらえる証拠・語れる資格は?」という項目があります。
この項目は、チラシで書いてある内容を信用してもらうための証拠や語れる資格を入れておいた方が反響が良くなるので、何かないかを考えて書き出してもらう部分になります。
しかし、チラシ作りに慣れていない方はこの質問を見ただけでは、なかなか証拠や資格が思いつかないので、マンダラ広告作成法シートには心理学を反映した様々な参考キーワードが入っています。
一例を挙げると「公的・有名取引実績」という参考キーワード。
この参考キーワードは「信用してもらえる証拠・語れる資格」として「公的な所や有名な所と取引実績はありませんか?」という事なのですが、なぜ公的な所や有名な所との取引実績をチラシに入れた方が良いのか?
それは、心理学でいう「権威効果」につながるからです。
同じことを伝えたとしても、
権威があるほうが説得力が増す
「権威効果」とは様々な説明の仕方がありますが、ここでは「同じことを伝えたとしても、権威があるほうが説得力が増す心理」の事とします。
具体的には、聞いたことがない会社と取引があるというよりも、「〇〇県と取引実績がある」や「一部上場企業の株式会社△△△△と取引実績がある」というのも入れた方が、商品の良さや説明に説得力が増すということです。
またテレビや新聞で紹介されたものは信じやすいというのも「権威効果」なので、参考キーワードにはて「マスコミ出演・掲載実績」というもの入れてあります。
他にも、「信用してもらえる証拠・語れる資格は?」には、「権威効果」以外に、ある選択肢を多くの人が選んでいる現象が、その選択肢を選択する人に与える影響が増大する効果である「社会的証明」を反映するために「ランキング」という参考キーワードなども入っています。
わかりやすくする説明しているために複合している心理部分等を省いて説明しましたが、このようにマンダラ広告作成法シートには、「難解な心理学をいちいち覚えなくても売れるチラシが作られるよう様々な仕掛けが散りばめられている」のです。
心理学を専攻している学生でなければ、難解な心理学を勉強している時間はなかなか取れないでしょう。
難解な心理学を勉強しなくも売れるチラシが作りたいなら、「マンダラ広告作成法」でチラシを作ることをおススメします。
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、難しいマーケティングや心理学を勉強しなくてもアンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』(ダイヤモンド社)などがある。