【売れないチラシを売れるチラシに変える心理学】希少性の法則（原理）とは？

小さな会社や個人商店が今すぐ売上をあげようと思った時、どの販促ツールから作ればいいのか？『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法　「マンダラ広告作成法」で売れるコピー・広告が1時間でつくれる!』（ダイヤモンド社刊）では、販促コンサルタントの岡本達彦氏が、今すぐ売上をあげるために必要な「A4」1枚チラシを誰でもつくれる「マンダラ広告作成法」という新しい販促手法を公開。小さな会社が、今すぐ売上をあげられるすごい方法がわかると好評だ。本連載では、同書より一部抜粋、加筆して特別に公開します。

今、購入しないといけない理由は何があるか？

「マンダラ広告作成法」は、難解な心理学を学ばなくても売れるチラシが作れるようになっています。

　なぜなら、様々な心理学の要素がマンダラ広告作成法シートのあらゆる所に散りばめられているからです。

　どういうことか？ わかりやすく簡単な例で説明しましょう。

「マンダラ広告作成法」ではまず初めに、チラシに載せるキーワードをひたすら書き出すという作業を行います。

　1番から8番まで書き出す項目があるのですが、その7番目に「今、購入しないといけない理由は何がある？」という項目があります。

　この項目は商品を購入してもらうために、今購入しないといけない理由を入れておいた方が反響が良くなるので、何かないかを考えて書き出してもらう部分になります。

　しかしチラシ作りに慣れていない方はこの質問を見ただけでは、なかなか今、購入しないといけない理由が思いつかないので、マンダラ広告作成法シートには心理学を反映した様々な参考キーワードが入っています。

　一例を挙げると「数量・人数が限られている」という参考キーワードです。

　この参考キーワードは「今、購入しないといけない理由」として「数量・人数が限られているという事はありませんか？」という事なのですが、なぜ数量・人数が限られている事をチラシに入れた方が良いのでしょうか？

　それは、心理学でいう「希少性の法則（原理）」につながるからです。

手に入いりにくいと思うと欲しくなるのが、人間の心理

「希少性の法則（原理）」とは様々な説明の仕方がありますが、ここでは「手に入いりにくいと思うと欲しくなる人間の心理」の事とします。

　具体的には、「在庫がたくさんあります！」というよりも「100個限定！」や「100人限定！」というのを入れた方が購入意欲が増すということです。

　他にも、「今、購入しないといけない理由は何がある？」には、「希少性の法則（原理）」を反映するために「数量・人数が限られている」という参考キーワード以外にも「期間・時期が限られている」「場所・地区が限られている」「年齢・職種が限られている」なども入っています。

　もちろんウソをついてはいけませんが、当てはまることがあるなら入れておいた方が、チラシの反響はよくなります。

　わかりやすくする説明しているために複合している心理部分等を省いて簡単に説明しましたが、このようにマンダラ広告作成法シートには、難解な心理学をいちいち覚えなくても売れるチラシが作られるよう様々な仕掛けが散りばめられているのです。

　心理学を専攻している学生でなければ、難解な心理学を勉強している時間はなかなか取れないでしょう。

　難解な心理学を勉強しなくも売れるチラシが作りたいなら、「マンダラ広告作成法」でチラシを作ることをおススメします。