ドル円は下落トレンド入り
したとの見方も
ドル円は7月14日に139.39円と、140円に迫る水準へ急上昇したが、8月2日にかけて130.41円へと6.4%も急落しており、既に下落トレンドに入ったとの見方も出ている。
ドル円急落の背景には、(1)139円台への一方向の急上昇の自然な調整、(2)大幅利上げなどによる米景気後退懸念の高まり、(3)7月の連邦公開市場委員会(FOMC)結果や(2)をうけた今後の米利上げペース鈍化期待、などがあった。
また追加として、(4)ペロシ米下院議長が8月2日に台湾を訪問したことをきっかけに、米中関係悪化懸念もリスクオフの円高圧力となった。