1ドルショップの価格設定は今も妥当なようだ。とはいえ、正確にどの値段が適切なのかを巡っては、大手チェーンの間でやや議論と競争の余地があると言えるだろう。ダラー・ツリーは1ドルちょうどの価格設定から1.25ドルへと移行したことで、明らかに利益率が改善した。同社は25日、5-7月期の「ダラー・ツリー」チェーン店における粗利益率が前年同期比5ポイント上昇の37.4%に達したと明らかにした。一方、ダラー・ツリー傘下のファミリー・ダラーの利益率は低下。かねて競合と比べて見劣りしており、他社との差を縮めようと値下げしたことが響いた。ダラー・ツリーの競合であるダラー・ゼネラルは、1ドルの価格設定(通常は商品の約2割を占める)にこだわり、直近四半期に1ドルの価格帯の商品は、サブカテゴリー内で最も販売が伸びている項目の1つだと明らかにした。