――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  インドの反トラスト法(独占禁止法)当局が実力行使に出ている。世界第2位のインターネット市場への進出を当てにしている米ハイテク大手には、懸念すべき状況だ。  インド競争委員会(CCI)は先週、メッセージアプリ「ワッツアップ」のプライバシーポリシーに関する調査について、デリー高等裁判所からゴーサインを得た。このプライバシーポリシーは昨年公開され、物議を醸していた。ワッツアップと親会社メタ・プラットフォームズが、調査を阻止するために提訴したことを受け、調査はほぼ1年半凍結されていた。