ニセSMSの狙いは「動揺してうっかりURLを開くこと」
詐欺犯が狙うのは、パニック・動揺、心理的な揺れだ。警察だろうが、国税庁だろうが、雷だろうが火事・親父だろうが、この手のSMSに書かれているURLを開くべきではない。
ニセ警視庁のSMSは、開いても苦笑した程度で済んだので、運が良かった。攻撃者がその気になってページを作っていれば、URLを開いただけでスマートフォンがウイルス感染するような可能性もあるからだ。
なお、この「警視庁」を名乗るスミッシングに、警察はすぐに対応した。Twitterで警視庁サイバーセキュリティ対策本部の公式アカウント(@MPD_cybersec)が「当庁からSMSを送信することはありません。SMSに記載されたURLにアクセスしないでください。」と注意喚起したほか、京都府警察サイバー犯罪対策課(@KPP_cyber)も「警察から差押えの通知や金銭の請求等を求める内容のSMSを送信することはありません。実在する企業や公的機関をかたった不審なSMSのURLには絶対にアクセスしないようにしてください。」としている。