利用者の対策としては、ニセ佐川急便からのSMSと同様、ニセ警視庁のSMSもニセ国税庁のSMSも「無視する」、これだけでいい。書かれている電子マネーを買う必要がないのはもちろん、URLを開いてしまうとウイルス感染などの可能性がある。

 それにしても、まさか詐欺メール(SMS)が警察・国税を名乗る日が来るとは想像していなかった。確かに、リアルの詐欺師も「消防の方から来ました」などと名乗ると聞いたことはあるが……。

 攻撃者は何を利用してくるか分からない。警視庁・国税庁以外にも、受け取った人が思わずクリックしてしまうような、権威や著名企業などを名乗るスミッシング犯が出てくる可能性は大いにある。くれぐれもだまされないでほしい。