「タダでLINEスタンプあげる」クリックした女子高生が陥った最悪の事態女子高生のTikTokに「タダでLINEスタンプをあげる」というダイレクトメッセージとかわいいキャラクターのスタンプの画像も送られてきた(写真はイメージです) Photo:PIXTA

筆者は、吉本でお笑いコンビ「オオカミ少年」で活動する傍ら、探偵事務所の代表を務めています。私の探偵歴十数年の中でさまざまな調査の相談を受けました。数年前から増加しこれからも増え続けるであろう相談として、SNSにからんだ調査があります。中でも大多数を占めている、SNSに起因する子どもの被害です。夏休みに入り、子どもがSNSに接する時間も増えるので、具体例と対応策についてお伝えいたします。(探偵芸人 オオカミ少年・片岡正徳、登場人文はすべて仮名)

増加する子どもの
SNS利用によるトラブル

 近年ではスマートフォン所有の若年齢化やSNSをはじめとするサービスが急速に浸透していくことによって、子どもを取り巻くインターネット環境が大きく変化しています。

オオカミ少年・片岡正徳オオカミ少年・片岡正徳

 その一方、子どもを守るべき親は情報の進化についていけず、子どもから質問されても答えられなかったり、調べ方も分からなかったりする方がとても多いのが現状です。

 そして、SNSの利用をきっかけに、次々と現れる闇のビジネスに子どもが巻き込まれ、被害に遭うケースも多発しているのです。

 子どもたちを犯罪被害から守るためには、家庭や学校、警察だけでなく、地域や社会全体が協力し、さまざまな取り組みを進めることが必要だと思います。