長引くコロナ禍に加え、急激な円安、物価高など、先が見えない毎日に気持ちが塞ぎ込んでいる人も多いのではないだろうか。仕事や人間関係、お金、将来についてなど、心配事を抱えている人にぜひ読んでほしいのが、カリスマ的人気を誇るブロガー、the Planet from Nebula(ザ プラネット フロム ネブラ)の最新刊、『宇宙人が教える ポジティブな地球の過ごし方』だ。著者はアメリカ在住の精神世界の探検家で、「宇宙人」とのチャネリング(交信)を通して、「自分らしくないものを手放し、ポジティブに生きる方法」を提案している。著者が2011年に開始し、毎日更新しているブログは「内容が深い」「読んでいるうちに自己肯定感が高まる」と評判。アメブロのジャンル別ランキング1位の常連で、月間134万PVを記録するなど、好評を博している。今回は本書の中から、ポテンシャルについての内容を一部編集、再編集して紹介する。

【宇宙人が教える】ほしいものを手に入れたいなら、「ワクワク」することをしよう!Photo: Adobe Stock

ワクワクしている人は、ワクワクしていない数万人の束よりパワフル!

 ワシントン州は2年に1度シルク・ドゥ・ソレイユがやってくる。

 大きな公園に大きなテントが出現し、その周りを駐車場が囲む。いつ行ってもものすごい数の車だ。

 私は早めにシルク・ドゥ・ソレイユの会場に到着し、会場の扉が開けられた瞬間に自分の席に向かった。ここの雰囲気がなんとも気持ちがいいんだ。

 シルク・ドゥ・ソレイユを見ていると、パフォーマーのワクワクがビリビリと体に伝わってくる。

 なんというか、テントの中が大きなエネルギーの渦になって、彼らと一体感を味わう感じになるんだ。

 なんとも不思議な感覚がする。

「人の可能性が最大限に引き出されるって、まさにこういうことを言うんだろうなぁ。

 たしか、ワクワクにつながるたったひとりは、つながっていない数万人の束よりパワフルだって誰かが言ってたっけ」

 そんなことをぼんやり考えていると、前座のピエロからポップコーンが手渡された。

「ありがとう」と言ってポップコーンを食べようとすると、パッと取られてしまった。

 でも、またポップコーンを渡されるので、「ありがとう」と言ってポップコーンを食べようとすると、またパッと取られる。

 これを3度繰り返して会場が爆笑の渦になっていった。

 ピエロは最終的に私にポップコーンを手渡して、小声でこう言ってくれた。

「君のポテンシャルは計り知れないね! とてもよかったよ、ありがとうね」

 シルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマンスは、最初から最後までワクワクしっぱなしだった。

 家に戻ってからも、その余韻はずっと続いていた。

「ポテンシャルかぁ。もう人生の半分を生きてポテンシャルと言われても、あんまりぴんとこないや。もうちょっと若かったらうれしかったのかもなぁ」

 そのとき、頭のすみで宇宙人のアイシスが私に向かって合図を送ってくれている気がした。

「アイシスから何かメッセージがありそうだな」

 その夜見た明晰夢はちょっと風変わりだった。

 自分の目線と、遠くから自分を見つめる目線の、2つの目線が同時進行して見えている感じだ。

 私はどこかの発着場にいて、空からやってくる宇宙船をながめていた。

 2つの視点を行ったり来たりできるから、まるでゲームをプレイしているみたいだ。

 発着した宇宙船の扉が開くと、そこから数十羽の大きな白い鳥が飛び出してきた。

 それぞれの鳥の首や羽根には美しい色とりどりの宝石が散りばめられている。

 すると、数十羽の鳥がひとつになって超巨大な白いオウムに変化していく。

 アイシスにちがいない! そう思った瞬間、

「あなたのポテンシャルは計り知れない。あなたたちは可能性の宝庫よ。いくつになったってそれは変わることはないのよ

 と、巨大な白いオウムになったアイシスが話し始めた。