妻が薬害で要介護に…年収1000万円の59歳夫が「退職して介護に専念」はアリ?Photo:PIXTA

妻の介護と仕事の板挟みで
退職を検討中

 今回の相談は、一般企業で勤務し、約1000万円の年収があるSさん(59歳男性)からです。

 Sさんの奥様は医薬品被害によって体調が悪化し、「要介護5」の状態になってしまったとのことです。

 かなり大変な状況ですが、Sさんは仕事の合間を縫って奥様のサポートに奔走しています。

 ただし、介護のために時短勤務や時差出勤の制度を使っており、フルタイムでは働けないため、同僚に対して後ろめたい気持ちを抱いてしまうといいます。

 仕事と介護の板挟みでストレスを感じ、「介護に専念するために退職を検討中」というSさん。退職すれば収入が減ってしまう中、今後はどのように生活していくべきか、お悩みです。

読者の皆様から家計相談を募集します! 本連載の著者・ファイナンシャルプランナー深野康彦さんのアドバイスを受けるチャンス! 下記のとおり「家族構成と年齢」「月間収入・支出」「貯蓄(財産)」「具体的なお悩み」などを可能な範囲でご記入いただき、dol_dokusha@diamond.co.jpまでお寄せください。

【家族構成とそれぞれの年齢】
・Sさん(夫):59歳
・妻:59歳

【世帯収入(月額または年額)】
・夫:年収1000万円(会社員)
※妻の薬害補償+障害年金を、年間300万円受給(期限なし)

【月間支出】
30万円 持ち家で残債なし

【貯蓄】
・3000万円(予定退職金込み)
・120万円(NISA)