「毎日を気分良く過ごしたい」「他人に振り回されるのをやめたい」「自己肯定感を高めたい」……そんなあなたにおすすめなのが、日韓累計40万部を突破したベストセラー『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(キム・ダスル著、岡崎暢子訳)だ。本記事では、ライターの小川晶子氏に、「気分をよくするための環境づくり」についてご寄稿いただいた。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)

「たった数万円」の自己投資
最近、「気分」のレベルが上がった。
日々の出来事や体調で上がり下がりはあるものの、標準レベルが上がったので全般的には上機嫌だ。
その理由は単純なことである。本棚を買ったのだ。
仕事柄大量に本を読む必要があり、趣味も読書だからすごい勢いで本が増えていく。忙しさにかまけて本の整理をしないまま、床に積んだりダンボールに入れたりしていたのだが、当然、本を探せない。必要な本が見つからないのでもう一冊買う、というのを繰り返してきた。
今年こそ本を整理すると言って3年ほど過ぎ、ついに、新しい本棚を買ったのである。
そうしたら、本棚を眺めるたびに気分が良くて仕方がない。
「いい本だらけだなぁー」
「おっ、こんな本も持っていたか。よしよし」
必要な本を探す時間は100分の1以下に減った。
たったこれだけのことで気分のレベルが上がるのだから、なぜ今までやらなかったのかと過去の自分を殴りたいくらいだ。
「至高の環境」が
「最高の気分」をつくる
自分の気分を良くするため、環境にお金をかけるのは最高の投資かもしれない。
人気コピーライターのキム・ダスル氏は「すてきな環境に身を置くことが、今置かれている境遇を変えるきっかけになる」と言っている。
『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(p.32)
気分をきっかけに、行動も変化する。私は仕事に取り掛かるスピードが速くなったし、アイデアも出やすくなった気がしている。
『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(p.33)
ときには「損切り」も必要
気分に大きな影響を与えるのは「人間環境」も同じだから気をつけなくてはならない。
愚痴、悪口、不幸自慢が多い人たちとつるんでいると気分は下がる。自分にまったく関係のないことなのに、落ち込んだ気持ちになったり、腹が立ったりする。
一緒にいてネガティブな気持ちになりやすいメンバーとは距離をとったほうがいい。
会えば明るい気持ちになれるような人たちと過ごしたいし、自分もそう思ってもらえる人になりたいと思う。
(本稿は、『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』の発売を記念したオリジナル記事です)
ブックライター、絵本講師
幼い頃から絵本が好きで、幼稚園生の頃の趣味は絵本作り。本と表現に関わる仕事をしたいと、2008年よりフリーのライターになる。『文章上達トレーニング45』(同文館出版)、『プロフィール作成術』(kindle)などの著作を持ち、『読書する人だけがたどりつける場所』(齋藤孝著、SB新書)などベストセラーの制作にも関わる。メディア出演、講演実績多数。2人の男の子の母親でもある。