2021年は世界のIPO(SPACを含む)による資金調達額が過去最高額となり、これ以上ない躍進の年となった。調達額の過半数を占める米国のほか、欧州や中東、アフリカなども大きく調達額を伸ばした。だが、直近のIPO銘柄のパフォーマンスは芳しくなく、22年のIPO市場は急ブレーキがかかっている状況だ。本稿では、22年第1四半期における世界のIPO市場の近況を整理しながら、今後の短期的な市場動向を展望する。
2021年は世界のIPO(SPACを含む)による資金調達額が過去最高額となり、これ以上ない躍進の年となった。調達額の過半数を占める米国のほか、欧州や中東、アフリカなども大きく調達額を伸ばした。だが、直近のIPO銘柄のパフォーマンスは芳しくなく、22年のIPO市場は急ブレーキがかかっている状況だ。本稿では、22年第1四半期における世界のIPO市場の近況を整理しながら、今後の短期的な市場動向を展望する。