貯金520万円のバツイチ50代女性、家賃11万円の家は出るべき?引退時期にも迷いPhoto:PIXTA

住宅手当はあるものの
「家賃10万8000円」の物件から引っ越すべきか?

 今回の相談は、一般企業で働くDさん(53歳女性)からです。

 Dさんは4年前に離婚し、個人的にためていた約140万円だけを持って家を出たそうです。

 その後はしっかり貯金し、預金と投資信託を合わせて約520万円まで資産を積み増したのですが、最近は「仕事」と「住まい」が悩みの種になっているとのこと。

 今の勤務先は知り合いが社長を務め、年齢を気にせず働ける環境ではあるものの、昨年に体調を崩したこともあり、いつまで働き続けるか悩んでしまうといいます。

 また、今のお住まいは家賃が10万8000円とやや高く、現在は住宅手当の助けを借りて支払っているというDさん。仕事を引退した場合は支払いが難しくなることから、早めに引っ越すべきか、お悩みです。

読者の皆様から家計相談を募集します! 本連載の著者・ファイナンシャルプランナー深野康彦さんのアドバイスを受けるチャンス! 下記のとおり「家族構成と年齢」「月間収入・支出」「貯蓄(財産)」「具体的なお悩み」などを可能な範囲でご記入いただき、dol_dokusha@diamond.co.jpまでお寄せください。

【家族構成とそれぞれの年齢】
Dさん(53歳女性、4年前に離婚、ひとり暮らし)
息子(27歳、既に独立、ひとり暮らし)

【世帯収入(月額)】
30万~38万円(残業代・インセンティブによってばらつき有り)
※ボーナスなし
※別途、住宅手当が月2万円支給

【月間支出】
合計:21万9000円

食費:2万5000円
住宅費(家賃):10万8000円(住宅手当があるため、実質8万8000円)
通信費(スマホ代+インターネット代):7000円
水道代と光熱費:1万5000円
漢方/サプリメント代:1万3000円
美容代(美容院、エステなど):1万7000円
趣味娯楽費:7000円
投資信託、iDeCo:2万円
保険:7000円(都民共済、がん保険)

※残額(月8万~15万円程度)は全て普通預金に貯金
※別途、ミュージカル鑑賞費用が年間3万~8万円程度発生

【資産】
合計:約518万円
(普通預金:約378万円/投資信託:約140万円)
※投資信託は元本から約1万7000円のマイナスに

【給付予定の年金】
65歳で受給開始した場合:年間146万円程度の予定
70歳で受給開始した場合:年間207万円程度の予定