中国とインドの規制当局は、口や鼻から吸入する新型コロナワクチンの配給を承認した。一部の専門家らは、ウイルスが最初に広がる鼻や肺で機能するため、ワクチン使用で感染やウイルス拡散をより効果的に阻止し、新型コロナウイルスに対する強力な防護となる可能性があると述べている。既存のワクチンは症候性疾患や重症化のリスク低減で効力を発揮しているが、軽症患者やウイルスの拡散阻止ではあまり成果を上げられずにいる。中国当局は今月、追加接種向けワクチンとして吸入タイプの緊急使用を承認。同ワクチンは天津市に拠点を置く康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)が開発した。またインドの規制当局もその後、バーラト・バイオテックが開発した鼻腔内に噴霧するタイプのワクチンを承認している。