毎年、全国的に関心を集める「都道府県魅力度ランキング」。自分と縁のある都道府県が何位にランクインしているのか、気になる人は多いだろう。
今年もその最新版である「都道府県魅力度ランキング2022」が10月8日に発表された。魅力度の上位を争う都道府県に変動はあったのだろうか。一方で、昨年最下位となった茨城県は何位になったのか。
調査を行ったのは、ブランド総合研究所。このランキングは、47都道府県と国内1000の市区町村を対象に、全国の消費者3万4768人の有効回答を得て集計したものである(※1)。2006年からスタートし、今回が17回目となる(都道府県の調査は2009年から14回目)。
北海道が14年連続の1位
上位に大きな変動なし
2022年の都道府県魅力度ランキング1位になったのは北海道(73.3点)。2位が京都府(57.3点)、3位が沖縄県(53.6点)であった。
今年のランキングの特徴は、基本的には大きな変動はなく、トップ10の順位においては多少の順位変動はあったものの、前年とほとんど変わっていないということだ。
ブランド総合研究所の田中章雄社長は、「前年はコロナ禍の影響により、『旅行や帰省などで行きたいけれど行けない』と考える人が多かったせいか、点数が大幅に上昇した地域も多かった。その反動で、今年は下がる都道府県が多いと思っていたが、実際は上がっている。地域への思いや興味は引き続き高まっているのではないか」と述べる。
2009年以来、14年連続1位となった北海道。前年は10点以上上昇したが、今年は0.1点の低下でほぼ横ばいとなった。ただし、90.5%の回答者が北海道を「とても魅力的」「やや魅力的」と回答しており、評価の高いことがわかる。
また市区町村でも、札幌市が2年連続8度目の1位となったほか、3位に函館市、5位に小樽市、11位には富良野市がランクインしており、多くの人が北海道の都市に魅力を感じていることが示された(市区町村の魅力度ランキングは、本稿では紹介していない)。