ハリケーン「イアン」が直撃し甚大が被害が出た米フロリダ州を中心に、ホテルや民泊仲介サイト大手エアビーアンドビー(Airbnb)の物件に対する需要が急増した。避難したものの自宅に戻ることができない住民は数千人規模に上る。  ホテル専門の調査会社STRによると、通常1週間~3カ月程度の滞在を目的とする人々向けの宿泊先の需要が特に強い。  被害が特に大きかった地域から避難した住民の間では、数週間あるいは数カ月間は自宅での居住は困難との認識が広がっている。修理や保険、救急活動などの担当者らの間でも、被害地域の周辺で一時的な宿泊先を確保する需要が膨らんでいる。