ウクライナ当局者は、最近立て続けに戦果を上げたことを背景に、より射程距離の長いミサイルを手に入れたい意向を示している。クリミア半島を含むロシア支配地域の奥深くへ攻撃を進めるためだ。だがこれを受けて、バイデン米政権はウクライナの戦争目的達成に向けてどこまで積極的な支援を行うのかという議論が生じている。米当局者はウクライナに対し、同国東部と南部、特にロシアによる2月24日の侵攻開始以来、最大の戦果を上げているハリコフ州やヘルソン州周辺での戦闘に集中するよう求めている。一方、米政府・議会の高官らによると、ウクライナ当局者は、戦術地対地ミサイル「ATACMS」など高度なシステムを含む兵器供与の拡大を再び要請しているという。
ウ軍の長距離兵器要請、米支援の新たな試金石に
バイデン政権はロシアとの緊張高めるリスクを懸念
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