米中間選挙が1カ月後に迫る中、上下両院の見通しについて、民主党または共和党の議席獲得の可能性を「確実」から「拮抗(きっこう)」まで4段階で評価した。この予想は、無党派の政治分析機関クック・ポリティカル・リポートや選挙分析機関インサイド・エレクションズ、バージニア大学政治センターのラリー・サバト所長が主催する選挙情報サイト「サバトのクリスタルボール」の評価を総合した結果に基づいている。いずれかの党が「優勢」の場合、接戦ではないものの、情勢が変わる可能性がある。「やや優勢」の場合は、接戦ながらも一方の党が有利な情勢だ。下院(定数435)は全議席を投票で決めるが、数十選挙区の勝敗が主導権争いのカギを握っている。現在の議席は、民主党が220対212の僅差で多数派。3議席が空席となっている。空席がなければ、主導権を握るためには218議席が必要となる。
米上下両院の議席予想 中間選挙まで1カ月
無党派の3分析機関の評価をもとに、民主・共和の主導権争いの行方を占う
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