内燃機関と電気モーターを組み合わせたハイブリッド車の需要が旺盛だ。自動車業界が完全電気自動車(EV)に突き進んでも、ハイブリッド車は重要な役割を担うとのトヨタなどの自動車メーカーの見方を裏付けた格好だ。ディーラーやアナリストによると、ガソリン価格上昇や新型モデルの流入で需要が高まり、米国ではこの2年でハイブリッド車もEVもシェアを広げた。消費者調査サイト、エドマンズ・ドット・コムのデータによると、1-8月には、米国の買い手はハイブリッド車がディーラーに到着してから平均で12日以内に購入していた。EVは16日、内燃機関車は23日だった。調査会社モーター・インテリジェンスによると、ハイブリッド車の販売は昨年には73%増えたものの、今年1-8月は主にトップメーカーのトヨタで供給上の制約が生じたことから5%減少した。ハイブリッド車の受注残が千単位に上るというディーラーもある。
ハイブリッドに賭ける車大手、EV需要取り込む
トヨタ・ボルボ・現代自などは、まだ電力だけに頼ることができない顧客がいると見込む
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