北朝鮮の兵器に関する最新の主張は、まるでジェームズ・ボンドの映画から抜け出してきたようだ。それは、水面下に隠された核ミサイルのサイロ(格納庫兼発射場)だという。核兵器の専門家は、金正恩(キム・ジョンウン)総書記の政権がそのような秘密裏のミサイル発射システムを本気で計画しているのかどうかを疑問視する。一方で、北朝鮮が国内の貯水池や湖、周辺海域が潜在的脅威となり得ることをほのめかすのには、戦略上の目的があるとみている。北朝鮮の国営メディアは10日、水中ミサイルサイロが使われたと述べた。そうした施設に言及するのはこれが初めてだ。9月25日に北西部の貯水池で戦術核弾頭を搭載する訓練を行った際、同サイロを使用したと国営メディアは伝えた。