米動画配信大手のネットフリックスは13日、新たな広告付きプランを月額6.99ドル(約1000円)で11月から提供開始すると発表した。ライバルである米ウォルト・ディズニーの動画配信サービス「ディズニープラス」の広告付きプランよりも1カ月早く提供を開始する上、月額は1ドル安く設定されている。ネットフリックスによると、「ベーシック・ウィズ・アズ(Basic with Ads)」と呼ばれる新プランはまず米国、英国、カナダ、ドイツ、日本、ブラジル、オーストラリアを含む12カ国で提供予定で、11月1~10日の間に段階的に導入する。その後は順次サービス地域を拡大していくとした。ネットフリックスが広告付きプランの投入を発表したのは7カ月前のこと。来月の提供開始は、同社にとって新規会員の獲得と1ユーザー当たり平均収入(ARPU)の改善が緊急性を帯びた課題であることを浮き彫りにしている。有料会員数は1-3月期および4-6月期の2四半期連続で減少していた。同社は18日に7-9月期(第3四半期)決算を発表する。