13日の米株式相場は急反発。朝方発表された9月の米消費者物価指数(CPI)統計でインフレの高止まりが浮き彫りになったことで、連邦準備制度理事会(FRB)が大幅利上げを継続するとの見方が強まった。発表を受けて相場は序盤に急落し、午前の大半はマイナス圏で推移したものの、その後は大きく切り返した。ダウ工業株30種平均の終値は前日比827.87ドル(2.83%)高の3万0038.72ドル、S&P500種指数は92.88ポイント(2.60%)高の3669.91、ナスダック総合指数は232.05ポイント(2.23%)高の1万0649.15で取引を終えた。朝方は一時、ナスダックの下げ幅が3%を超えたほか、S&P500種が2%超、ダウ平均も2%近く急落する場面があった。だが、トレーダーの間で売られすぎとの見方が広がり、その後は下げ幅を縮小。午前11時過ぎにはプラス圏へと持ち直した。