米連邦最高裁は13日、ドナルド・トランプ前大統領の邸宅「マールアラーゴ」から押収された一部の資料に関し、「特別管理者(スペシャルマスター)」による検証の権利を回復するよう求めていた同氏の申し立てを棄却した。約100件の機密文書は連邦捜査官らが押収したもの。検察は、トランプ氏がホワイトハウスから持ち出したこれらの記録がどのように扱われていたかを国家安全保障上の観点から調べているが、今回の結果を受けて捜査の核心部分を進めることができるとしている。最高裁の判断は1文のみで、説明は示されなかった。トランプ氏のオフィスからは今のところコメントは得られていない。司法省はこの件に関してコメントは控えた。