韓国最大のインターネット企業、ネイバーの新本社では、自動運転ロボットの一団が、コーヒーや弁当、郵便物の配達をしながらオフィス内を動き回っている。映画「スター・ウォーズ」に登場するドロイド「R2-D2」のような形の「ルーキー」と名付けられたこの自律型ロボットは、同社の高層オフィスビル内で100台以上が稼動している。このタワーは、ロボットがより簡単に移動できるように、段差のない床やセンサーで開く取っ手のないドアで特別に設計されている。第5世代移動通信システム「5G」の企業向け専用網であるプライベートネットワークは、ロボットのコンピューティングを行うクラウド(仮想サーバー)への安定した接続を可能にし、各ユニットが学習したインテリジェンスを保存・共有するための重要な技術だ。そのためのハードウエアをクラウド上に置くことで、ロボットを小型化し、製造コストを削減することができる。
韓国IT社内で5G自動ロボット、世界初の試み
ネイバーの「ルーキー」は弁当や郵便物の配達で社内を動き回る
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