半導体装置、冬到来の悪材料は買いサイン半導体業界団体SEMIは、2023年の世界の設備投資額見通しを970億ドルに引き下げた
PHOTO: HEATHER AINSWORTH FOR THE WALL STREET JOURNAL

――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」

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 半導体製造装置メーカーには冬が来る。だが、こうした見通しができていることが投資家の心を温める。

 米半導体装置メーカーのラムリサーチは19日遅く、好調な第1四半期(7-9月期)決算を発表した。売上高と営業利益は市場予想を上回り、事実、売上高の伸びは過去2四半期(ラムリサーチや同業他社の多くが部品不足により完成装置を顧客に出荷できなかった)から加速した。このように出荷の遅れを取り戻す動きは、目先ラムリサーチに引き続き利益をもたらすだろう。同社が示した10-12月期の売上高見通しは51億ドル(約7657億円)と、アナリスト予想を6%上回った。