千代田線直通のJR常磐線各駅停車は「不当な割高運賃」、沿線住民が提訴のワケ会見で北千住駅の階段の写真を示す原告の松永貞一さん(中)ら(2022年10月19日、弁護士ドットコムニュース撮影)
*本記事は弁護士ドットコムニュースからの転載です。

 東京メトロ千代田線に乗り入れるJR常磐線各駅停車の亀有・金町駅を使う住民が10月19日、「不当に割高運賃をとられている」などとして両社と国を相手取り、2万6980円の損害賠償を求めて提訴した。

 原告は60代以上が中心の16人。「亀有・金町の鉄道問題を考える会」代表世話人の松永貞一さん(74歳)ら3人と中村忠史弁護士が会見した。

 原告らによると都心部に行く際、千代田線を通る「西日暮里乗り換え」とJRだけで行く「北千住乗り換え」では1.3~1.7倍の差が出るという。定期券はさらに割高となり、1.8~1.9倍になると訴えている。