脳科学者の「必ず記憶に残る読書の4つのコツ」、読む前に勝負は決まっている写真はイメージです Photo:PIXTA

秋は読書のシーズンです。本を読む「量」も重要ですが、それより大切になのが読書の「質」です。本を読んでも内容が何も頭に入っていないのでは、時間の無駄です。今回は、私自身が30年近く実践してきた「必ず記憶に残る4つの読書法」を紹介します。(フロンティアコンサルティング代表取締役・脳科学者 上岡正明)

100%記憶に残る読書法を伝授します

 本を読まなくなってしまった人から、「どうせ自己啓発書などビジネス書を読んでも、すぐに忘れてしまって記憶に残っていない」「読んだときはモチベーションが上がるけど、翌日はすぐトーンダウンしてしまう」「ビジネス書をいくら読んでも、仕事や年収アップに生かせない」という声が多く上がります。

 つまり、「読書による成功経験がないので、時間の無駄だと感じてしまう」というわけです。

 もし読書するほどに仕事に生かせて年収も急上昇、キャリアや人生の目的も次々とかなった…となれば誰も本を読むことはやめません。読書による成功体験をしていれば、量は減るどころか、ますます増えていくと思います。

 では、なぜそのような成功体験ができていないのか。原因は、ズバリ、あなたの読書法が完全に間違っているからです。つまり、一切記憶に残っていないからです。記憶に残らない情報は役立てることすらできません。

 でも、大丈夫です。今回は、私自身が30年近く実践してきた「必ず記憶に残る4つの読書法」を紹介します。

「え?必ず残る方法なんてあるの?」「口から出まかせだ」という非難の声が、右からも左からも聞こえてきます。しかし、安心してください。私の専門分野である脳科学を応用したこの方法なら、ほぼ間違いなく記憶に残るからです。