米中間選挙を直前に控え、有権者の間で共和党への支持が拡大していることが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の世論調査で分かった。背景には、景気に対する見方が今年に入り最も悲観的な水準に達していることがある。中間選挙は今月8日が投開票日で、調査はその2週間ほど前に実施した。有権者の間では、投票の判断において人工妊娠中絶の権利を重視する姿勢が夏時点よりも後退していることが示された。憲法上の中絶の権利を認めた1973年の「ロー対ウェード」を米連邦最高裁判所は6月に覆した。共和党は夏以降に巻き返している。選挙が今日行われた場合にどちらの政党に投票するかという質問では、共和党との回答は46%で、民主党の44%をわずかながら上回った。
米中間選挙、共和党への支持拡大=WSJ調査
景気への悲観論が追い風
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