米中間選挙を直前に控え、勝敗の鍵を握るとされる郊外の白人女性が民主党を見限り、共和党支持へと大きく傾いていることが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の世論調査で分かった。背景には、経済やインフレへの懸念を強めていることがある。郊外の白人女性は、2018年の中間選挙で、民主党による下院奪還を後押しする原動力となった層だ。郊外の白人女性は有権者の約2割を占める。連邦議会選での支持政党に関する質問では、共和党が民主党を15ポイント差で上回った。民主党は前回8月の調査から、27ポイントも支持を失ったことになる。夏場には、憲法上の人工妊娠中絶権利を覆す連邦最高裁判所の判断を受けて、民主党への支持が高まっていたが、ここにきて中絶権利の重要性は下がっているようだ。
米中間選挙 「郊外の白人女性」共和支持に傾く
民主の躍進を前回支えた重要層、経済・インフレで共和にくら替え
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