【ワシントン】米中間選挙を直前に控え、勝敗の鍵を握るとされる郊外の白人女性が民主党を見限り、共和党支持へと大きく傾いていることが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の世論調査で分かった。背景には、経済やインフレへの懸念を強めていることがある。郊外の白人女性は、2018年の中間選挙で、民主党による下院奪還を後押しする原動力となった層だ。  郊外の白人女性は有権者の約2割を占める。連邦議会選での支持政党に関する質問では、共和党が民主党を15ポイント差で上回った。民主党は前回8月の調査から、27ポイントも支持を失ったことになる。