フロンタウンさぎぬま関東最大級の6面フットサルコート。健康教室などが開催される多目的スペースや、温水シャワーなどが完備したクラブハウスも併設している

ここ数年、川崎フロンターレの躍進が目覚ましい。2020-21のJ1リーグ2連覇を達成して今年度も白熱の優勝争いを演じているが、実はフロンターレの地域貢献活動にも注目が集まっていることをご存じだろうか。地域貢献活動とクラブ強化の関係について、フロンターレが運営するスポーツ施設「フロンタウンさぎぬま」にて、管理部プロジェクト担当の浦野珠里氏とタウンコミュニケーション部プロモーション担当の若松慧氏にお話を聞いた。(清談社 小森重秀)

川崎フロンターレの行う
地域貢献活動とは

 サッカーのクラブチームはいずれも「東京」「大阪」など地域名を冠している。Jリーグには「ホームタウン制度」というものがあり、地域社会と一体となったクラブづくりを行いサッカーの普及に努めなければならないと定められているのだ。

 そんな数あるクラブの中でも、川崎フロンターレは地域貢献活動に特に力を入れていることで知られている。プロモーション担当の若松氏によると、ユニークな地域貢献活動を継続して行い、その取り組みの総数は50を超える。