米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが、台湾の半導体メーカーに大金を投じている。14日遅くに明らかになったバークシャーによるファウンドリー(半導体受託製造)最大手の台湾積体電路製造(TSMC)への投資は、バフェット氏がキャリアの大半で避けてきた業界への最新の投資となる。バークシャーは長年、テクノロジー株をほぼ敬遠してきた。バークシャーの2008年の年次報告書の中で、バフェット氏はシンプルな企業を好むと断言しており、「テクノロジー株が多いと理解できなくなる」と語っていた。だがその後、バフェット氏のテクノロジー株に対する見方は大きく変わった。2016年、バークシャーが同セクターへの自社最大級の投資規模となる約10億ドル(現在の為替レートで約1400億円)でアップル株を取得したことが明らかとなった。アップルは現在、バークシャーが保有する最大の銘柄となっている。7-9月期(第3四半期)末時点で、バークシャーはアマゾン・ドット・コムの株式約10億ドル相当も保有していた。そして今回、TSMC株6000万株(約41億ドル相当)を取得。TSMCは保有銘柄のトップテン内に急浮上した。
バークシャーの大規模投資、なぜTSMCか
保有銘柄のトップテン内に急浮上
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