【総フォロワー数18万人!】親力アドバイザーとしても名高い教育評論家の親野智可等氏は、「子育てそのものをラクにしていくことが、日本の育児、教育の最大課題」と指摘しています。
その解決の一助として、長年の教師生活で多くの親と接したなかから生まれた、熱い思いの詰まった言葉を365個掲載した書籍『子育て365日 親の不安がスーッと消える言葉集』が、あらゆる年代の親に刺さると話題です。

子育ては、障害物競走でもマラソンでもなく、障害物マラソンだPhoto: Adobe Stock

発想の転換

親を困らせる子どもの行動

聞かない
急がない
食べない
片づけない

着ない
脱がない
起きない
寝ない

思い通りになってくれない子どもとのバトルを、「戦いごっこ」として、エンジョイしちゃいましょう。この経験も人生の貴重な1ページです。

耐久レース

子育ては
障害物競走でも
マラソンでもなく
障害物マラソンだ

スムーズにいくことは
ほとんどない

陸上競技で障害物マラソンという種目がないのは、過酷すぎるからです。
子育て中のみなさんは、それほど過酷なことをやっているわけです。
お疲れさまです。

こんなときもある

子どもに言っても
どうしようもないときは
あきらめるしかない

いくら親が悩んでも
どうしようもないときは
寝て待つと吉

待てば海路の日和(ひより)あり。

子どもも疲れる

学校に行くと 疲れる
幼稚園や保育園も 疲れる
そこが好きな子でも 疲れる
嫌いな子は もっと疲れる

帰宅後にダラダラするのは
当たり前

外でがんばり
家でもがんばる
なんて無理
大人でも無理

だからのんびりリラックスさせて
休ませてあげてほしい

のんびり休んではじめて、外でがんばるためのエネルギーがチャージできます。
家でもがんばっていると、子どもは元気の回復ができません。

(次回に続く)