長引くコロナ禍で、体を動かす機会がメッキリ減ってしまった人は多いはず。気がつけば、肩はゴリゴリ背中はバキバキ股関節はコチコチに……。
そこで参考にしたいのが『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)、『金スマ』(TBS系)、『体が硬い人のための柔軟講座』(NHK)などで話題のフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏の著書『いつでも、どこでも、1回20秒で硬い体が超ラクになる! スキマストレッチ(ダイヤモンド社)だ。
本書は、ちょっとした「スキマ時間」で、いつでも、どこでもできる“気持ちい~いストレッチ法”を、マンガでわかりやすく指南。「これならできそう」「続けられそう」と思えて、何歳からでも体がやわらかくなる秘訣を明かした1冊だ。本稿では、本書より一部を抜粋・編集し、運動指導のトッププロが教える医学的にも正しいストレッチで、「体が硬い」を解消して、柔軟性をとり戻す方法を紹介する。
監修:田畑クリニック院長 田畑尚吾 医師 イラスト:百田ちな子

【マンガ】『世界一受けたい授業』で話題!<br />肩こりがツラい人は絶対やってみて! 短時間で超スッキリする“簡単ストレッチ”Photo: Adobe Stock

出勤途中の信号待ちで
首と肩のストレッチ!
【前回】からの続き

【マンガ】『世界一受けたい授業』で話題!<br />肩こりがツラい人は絶対やってみて! 短時間で超スッキリする“簡単ストレッチ”
【マンガ】『世界一受けたい授業』で話題!<br />肩こりがツラい人は絶対やってみて! 短時間で超スッキリする“簡単ストレッチ”

ちょっとした空き時間を
ストレッチで有効活用しよう!

重たいカバンをもって通勤・通学すると、利き腕にだけ負荷がかかって体のバランスが崩れがち…。肩甲挙筋(けんこうきょきん)、僧帽筋(そうぼうきん)、菱形筋(りょうけいきん)など、首や肩のまわりの筋肉は、肩関節にぶらさがっている腕の重さで負荷がかかって、こりや痛みが生じやすいです。

国内勤労者の生産性を低下させる要因の第1位が、「肩こり」という調査結果があります(第2位「睡眠不足」、第3位「腰痛」=Nagata T, et al.J Occup Environ Med.2018)。それだけ首や肩のケアは、ビジネスパーソンにとって大切なわけです。

首から肩にかけての筋肉が緊張したり疲れたりして、血行が悪くなると、肩こりが生じやすくなります。出勤や買い物の途中、信号待ちなどで立ち止まる機会があったら、その場で肩や首筋の筋肉をジワ~ッと伸ばしてあげましょう。思いのほか、気持ちいいことに気づくはずです。会社のデスクワークや自宅で家事をしている最中にも、一息入れてやってみてください!

※本稿は、いつでも、どこでも、1回20秒で硬い体が超ラクになる! スキマ★ストレッチ』より一部を抜粋・編集したものです。