長引くコロナ禍で、体を動かす機会がメッキリ減ってしまった人は多いはず。気がつけば、肩はゴリゴリ、背中はバキバキ、股関節はコチコチに……。
そこで参考にしたいのが、『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)、『金スマ』(TBS系)、『体が硬い人のための柔軟講座』(NHK)などで話題のフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏の著書『いつでも、どこでも、1回20秒で硬い体が超ラクになる! スキマ★ストレッチ』(ダイヤモンド社)だ。
本書は、ちょっとした「スキマ時間」で、いつでも、どこでもできる“気持ちい~いストレッチ法”を、マンガでわかりやすく指南。「これならできそう」「続けられそう」と思えて、何歳からでも体がやわらかくなる秘訣を明かした1冊だ。本稿では、本書より一部を抜粋・編集し、運動指導のトッププロが教える医学的にも正しいストレッチで、「体が硬い」を解消して、柔軟性をとり戻す方法を紹介する。
監修:田畑クリニック院長 田畑尚吾 医師 イラスト:百田ちな子
リビングの床に座ってできる
腰回りのストレッチ!
【前回】からの続き
お風呂上がりに床に座って
腰まわりの筋肉をリリース!
日本全国で腰痛持ちは3000万人もいると推計されています(日本整形外科学会の調査より)。その腰痛ですが、原因が特定できるのは約15%、原因が特定できない「非特異性腰痛」が約85%。つまり、ほとんどの腰痛は原因不明なのです。
とはいえ、中腰になる機会が多かったり、デスクワークなどで背中を丸めた猫背の姿勢を続けていると、腰から背中かけての筋肉が緊張し続けることになり、腰痛を起こしやすくなります。また、日ごろの運動不足で、腰や背中を支える筋肉が弱体化していたり、冬の寒い時期に筋肉が硬直すると腰痛が起こりやすくなります。
いずれにしても、日ごろから腰やお尻の筋肉の柔軟性を高めておくと、腰痛の予防になります。お風呂上がりにテレビを見ながらでもいいので、ゆっくりとリラックスしながら、腰まわりの筋肉をストレッチしてあげてくださいね!
※本稿は、『いつでも、どこでも、1回20秒で硬い体が超ラクになる! スキマ★ストレッチ』より一部を抜粋・編集したものです。