やめないことが、成長につながることもありますが、「自分に合わない」と思ったものを手放して、自分に合うものを見つけるほうが成長につながることもあります。

 あきらめない心は素敵です。
 でも、あきらめない心を必死に守った結果、新しい可能性や未来を潰してしまう可能性はないですか?
 そもそも「あきらめたくない」と思えるほど、あなたにとって重要なことではない可能性はありませんか?

「長続きしないのはダメだ」と思う理由が、実は親の価値観ということもあります。
 自分の親が「いいと思っていないこと」というのは、子どもも「いいと思えない」ものです。親の価値観は、無意識に子どもに影響を与えます。

「続けなきゃダメ」と感じている人は、「続けるメリット」と「続けないメリット」について考えてみてくださいね。
 続けるメリットとして挙げられるのは「親が言いそうなこと」、続けないメリットとして挙げられるのは「自分の本音」というケースは多いものです。

「続けなきゃダメ」が自分の本心なら、あきらめずに続けるのもいいでしょう。
 でも「続けなきゃダメ」が自分の本心ではなく親の本心なら、「続けなきゃダメ、なんてことはない」と思ってみてください。

 これまで当たり前に「続けなきゃダメ」と思ってきた人は、「続けなくてもいい。やめてもいい」という選択肢を増やすことから始めましょう。
 そのためにも、まずは「やめるメリット(続けないメリット)」について考えてみてくださいね。