相談する探偵の選び方

 対象者の有力な情報が多ければ多いほど、人捜しはスムーズになって発見の確率が上がり、調査期間も短くなり、調査費用も抑えられます。人捜しを依頼する際は、調査経験が豊富な探偵に相談することをおすすめします。相談する探偵を選ぶために、以下のポイントを参考にしてください。

(1)公安委員会に届け出をしている探偵か?

 最も重要なポイントは、探偵業の届け出をしている業者を選ぶことです。探偵を始めるには、都道府県の公安委員会に届け出ることが義務付けられているため、届け出をしていない探偵社は絶対に選んではいけません。届け出がないまま探偵業務をすることは違法行為にあたるので、安心して依頼するために必ず確認してください。

 探偵事務所へ相談に行った際に届出証明書が視認できなかった場合は、見せてほしいと言ってもよいと思います。

 求められた際に提示しなければならないなどの規則はありませんが、探偵業法の掲示義務は届出済みであることを知らしめるという趣旨がありますので、断られることはまずありません。

 なお、正当な理由がなく掲示を怠っていたのであれば、探偵業法違反であり、いいかげんな業者であると判断して他の探偵に相談してください。

(2)人捜しの実績は豊富か?

 人捜し・行方調査を行ってくれる探偵を選ぶポイントとして、実績の豊富さも重要です。人捜し・行方調査を行ってきた件数や成功率などを、ホームページやSNSに具体的に掲載している探偵もいます。実績掲載がなければ直接電話やメールで問い合わせてみてください。

 中には人捜し専門のチームを作り、依頼があったら緊急でも動けるよう準備をしている探偵社もあります。専門チームは人捜しに関する知識も豊富で長年の経験を生かして調査をしてくれるため、迅速で正確な対応ができます。

(3)調査報告書を出してくれるか?

 実際に行った調査内容や進捗状況の報告、尾行中に撮影した写真などを添えた「調査報告書」の作成は調査費用に含まれており、提出は必須と認識しています。

 対象者が立ち寄った場所の名称・住所・時間などの具体的な情報が写真と共に細かく記録されているか?見つかった場合はどんな調査をしていたのか?見つからなかった場合はどんな場所を調査して見つからなかったのか?など、どんなものでも大事な情報となるため、正式な報告書を出してくれる探偵かどうかは依頼前に必ず確認してください。