長引くコロナ禍で、体を動かす機会がメッキリ減ってしまった人は多いはず。気がつけば、肩はゴリゴリ、背中はバキバキ、股関節はコチコチに……。
そこで参考にしたいのが、『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)、『金スマ』(TBS系)、『体が硬い人のための柔軟講座』(NHK)などで話題のフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏の著書『いつでも、どこでも、1回20秒で硬い体が超ラクになる! スキマ★ストレッチ』(ダイヤモンド社)だ。
本書は、ちょっとした「スキマ時間」で、いつでも、どこでもできる“気持ちい~いストレッチ法”を、マンガでわかりやすく指南。「これならできそう」「続けられそう」と思えて、何歳からでも体がやわらかくなる秘訣を明かした1冊だ。本稿では、本書より一部を抜粋・編集し、運動指導のトッププロが教える医学的にも正しいストレッチで、「体が硬い」を解消して、柔軟性をとり戻す方法を紹介する。
監修:田畑クリニック院長 田畑尚吾 医師 イラスト:百田ちな子
オフィスでできる
首のストレッチ!
首こり・肩こりを解消!
重い頭を支える首のストレッチ
自宅にいても、通勤電車でも、ランチをしているときも……スマホを片手に画面とにらめっこしている時間がとても増えています。スマホの画面に集中していると、自分ではわかりづらいですが、うつむきかげんの姿勢で、かなり首に負担をかけています。
人間の頭の重さは、ざっくりいうと体重の10%程度。もちろん人によって異なりますが、体重50kgであれば5kg、体重70kgであれば7kgくらいが目安です。おもに男性向けの13ポンドのボウリングの玉の重さが約5.9kg、14ポンドだと約6.4kgですから、重たいボウリングの玉くらいの重さ(頭部)を首が支えてくれているともいえます。
そりゃ首もこりますって……そして首と連携して頭部を支えている肩もこりがち。スマホに加えて、デスクワークでパソコン作業が多いと、1日中、首に負担をかけているといっても過言ではありません。そこでデスクワークの合間に、今回紹介した肩と首のストレッチをスキマ時間に行うことで、首こり・肩こりの解消につながります。
やってみるとわかりますが、どちらもじんわりと気持ちよさを体感できますから、ぜひ実践してみてください!
※本稿は、『いつでも、どこでも、1回20秒で硬い体が超ラクになる! スキマ★ストレッチ』より一部を抜粋・編集したものです。