すると……結果はどうだったか?
その後、部下は部長に命じられるがままに情報を集め、期日までに何とかプレゼン資料を用意したものの、コンペは惨敗でした。そもそも部長の結論仮説は、トレンドを完全に無視したイマイチなアイデアだったからです。
これを防ぐには、どのようなステップが必要だったと思いますか? 次回以降はこうした「情報収集の落とし穴」の回避策について説明していくので、皆さんも「自分だったらどうするか?」という視点で考えてみてください。
(本記事は『あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか──論理思考のシンプルな本質』の本文を抜粋して、再編集を加えたものです)