AIの「忘年会参加お断り文」の完成度に驚愕、職場の忘年会は絶滅危機?写真はイメージです Photo:PIXTA

職場での忘年会はもはや過去の遺物となるのか。8割が参加したくないというアンケート結果もあるそうである。そこで生み出されたのが、忘年会を断る文言を自動で作ってくれるAI。一体どんなものなのか。(フリーライター 武藤弘樹)

久々の忘年会?未経験の若い人は興味津々

 聞くところによると、今の若い人たちの中には忘年会を経験したことのない人がいて、「一体どんなもの? 楽しそう!」と胸をときめかせているそうだ。
 
 忘年会と一口に言ってもその内実はさまざまだが、一年の締めくくりという趣旨なので基本的には盛り上がる。そして、多くの人が酔い、それだけ収拾がつかなくなるということでもある。
 
 収拾のつかない飲み会もまた一興だが、その渦中にいる場合は本当に大変だ。特に仕事がらみの忘年会なら、いくら無礼講とはいえ酔った頭で最低限のラインは維持する努力が必要であり、楽しみより心労が勝る場合もままある。だから忘年会未経験の若人には、ぜひ忘年会がいかなるものかをその肌で感じてもらいたい次第である。
 
 とはいえ、悪い面をデフォルメすれば忘年会も大概だが、実際はそこまでひどいものでもない……はずなのだが、あるアンケート結果によると、職場・仕事関係の忘年会に「参加したくない」「あまり参加したくない」の合計が81.0%となった(デジタルレシピ調べ)。

 このような昨今の状況から、忘年会の参加を断る文章を生成してくれるAIが開発されたそうである。

 このAIが果たしてどのようなものであるかを簡単に紹介するとともに、今年の忘年会事情について分析してみたい。