「このまま」今の仕事を続けても大丈夫なのか? あるいは「副業」をしたほうがいいのか? それとも「起業」か、「転職」をすべきなのか? このように感じたとしたら、それは皆さんの考えが正しい。なぜなら、今感じているお金に対する不安は、現実のものとして近づいているからです。無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。
そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』では、余すことなく珠玉のメソッドを公開しています。受講者は6000人に及び、その9割が成功。さぁ、新しい働き方を手に入れましょう!

お金を増やす定石は歴史から学べPhoto: Adobe Stock

情報を制すればお金を増やせる

 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の最終回で、江戸時代まで続く武家政権を決定づけた承久の乱(1221年)が描かれました。

 幕府側の勝因は、情報戦を制したことです。その後、貴族は貧窮を余儀なくされました。政治権力だけではなく、お金も「情報」次第だったのです。

 それがよくわかる究極の事例がワーテルローの戦い(1815年)でした。ロスチャイルド家の二代目ネイサンは、イギリス軍がナポレオン軍に勝利した「情報」をいち早く入手し、イギリス国債をタダ同然で買い占めます。これがきっかけで、基軸通貨ポンドを印刷するイングランド銀行の所有権を獲得。国家をも凌ぐ世界一の大富豪となりました。

現代ではなおさら「情報こそが財産」

 情報化が急速に進む現代ではなおさらのこと、「情報こそが財産」です。たとえば最近、Facebookが情報操作していたことをマーク・ザッカーバーグが認め、イーロン・マスクもTwitter旧経営陣の情報操作を公表しました。情報空間を支配したからこそ、通信品位法の利権と莫大な収入を得られたわけです。

「情報こそが財産」という原理原則は、お金持ちや企業だけの専売特許ではありません。たとえば「ノーリスク・ミドルリターンの資産形成術」という「情報」は、一般人であっても安全確実にお金を増やせるお宝情報です。気づいた人は、着実にお金を増やしています。

ノーリスク・ミドルリターンの資産形成術

 具体的に、「ノーリスク・ミドルリターンの資産形成術」とは何なのか? 結論からお伝えすると、サラリーマンの場合には「稼ぎ口二刀流による節税」がそれにあたります。本業以外に2つ目の稼ぎ口を作る生き方を「稼ぎ口二刀流」といいます。

 節税すればお金を増やせることくらい、誰だって知っています。しかし、サラリーマンは思うように節税できません。そのため、ほとんどの人が節税を諦めていました。

 でも実は、サラリーマンでも簡単に節税できる方法が1つだけある。それが「稼ぎ口二刀流」です。

 サラリーマンにはこれまで、「稼ぎ口二刀流による節税」の存在を知るすべがありませんでした。サラリーマンがお金を増やせなかった原因はとてもシンプルで、「稼ぎ口二刀流による節税」という情報を知らなかったからです。

節税すれば社会保険料も激減する

 財務省によると、日本人の実質的な国民負担率(税金+社会保険料)は、過去3年の平均で6割に達します。あなたが生み出した富の6割が、知らないうちに吸いあげられていたということです。裏を返すと、収入を増やすよりも、税金と社会保険料を減らすほうが、圧倒的にお金を貯められるということ。かなめとなるのは節税です。節税するだけで、社会保険料も同時に激減するからです。しかも節税には、株やFXと違ってお金を失うリスクがありません。

岸田首相が公言した増税は確実に実施される

 岸田首相は最近、さらなる増税策を発表しました。防衛費増額のためには財源がいるので、確実に実施されるでしょう。当然ですが支持率は25%に下がり、政権発足以降最低になりました。しかし、どんなに支持率が下がっても、税金や社会保険料が下がることはありません。

家族の未来を失政の犠牲にしてはいけない

 もちろん、政治家の失政の責任を、あなたが負う必要はありません。だからこそ、歴史に学ぶべきなのです。情報を重視した人がお金を増やした歴史を軽視してはいけません。節税した人が資産を守れた事実を軽視してはいけません。

 いま、あなたの目の前には2つの選択肢があります。税金をもっと支払うのか、節税して家族を守るのか、二者択一です。はたしてあなたは、どっちを選びますか?

 何も手を打たなければ、自動的に「税金をもっと支払う」選択をしたことになります。だから、家族を守りたければ、「稼ぎ口二刀流による節税」以外に選択肢はありません。現実的な行動に移せるか否かに、あなたのご家族の未来がかかっているのです。

**本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。