マイナンバーカードを発行すると最大2万円分のポイントが付与される期限が延長される。マイナ保険証の導入が2023年4月に医療機関などで義務化されることが決まった今、マイナンバーカードを発行した方がおトクなのだ。連載『医療費の裏ワザと落とし穴』の第252回では、スケジュール見直しによる変更点を確認しておこう。(フリーライター 早川幸子)
「マイナポイント第2弾」の申請期限が来年2月末に延長!
マイナ保険証の登録などで最大2万円がゲットできる
最大2万円をもらえる「マイナポイント第2弾」の、マイナンバーカードの申請期限が、来年2月末に延長されることになった。
マイナポイント第2弾は、マイナンバーカードの普及やキャッシュレス決済の促進のために導入された国の事業で、カードを新規取得して、一定要件を満たすと、買い物などに使えるポイントが最大2万円分付与される。
ただし、このポイントをもらうためのカードの申請期限は、2022年12月末となっていたため、駆け込み申請の増加で、自治体の窓口が混雑を極めていた。そのため、申請期限を2023年2月末まで延長することが、急遽、発表されたのだ。
マイナンバーカードの取得は強制ではないものの、今後、さまざまな場面で必要とされる可能性が高い。
特に、国は、2024年の秋をめどに、現行の健康保険証を廃止して、マイナンバーカードを利用した「マイナ保険証」に移行する方針を打ち出しており、すでにカードの有無によって医療費にも若干の差が出るようになっている。
これからカードの取得を考えている人のために、今回の見直しによる申請スケジュールの変更点を確認しておこう。
●23年春以降はマイナ保険証が主流に、ポイントがもらえる2月までに取得がおトク