「スプラトゥーン3」の進化をガチ勢が語り尽くす!大人こそハマる魅力Photo:Emanuele Cremaschi/gettyimages

今年の9月に発売されて以降、予想通りのヒットとなっているNintendo Switchの人気ゲーム『スプラトゥーン3』。大人こそがハマる、その魅力とは?(フリーライター 武藤弘樹)

異例のスタートダッシュでバカ売れする『スプラトゥーン3』

 人気ゲームシリーズ『スプラトゥーン』の最新作、『スプラトゥーン3』がバカ売れである。前作『スプラトゥーン2』は2017年7月に発売し、ジワジワと売れ続けて累計販売本数は1330万本(2022年3月時点)へと達した(2022年3月期 決算説明資料)。
 
 一方、今年の9月に発売された新作『スプラトゥーン3』は累計販売本数が790万本(2022年9月時点、2023年3月期第2四半期 決算説明資料)となった。
 
『スプラトゥーン3』(以降『スプラ3』)が好調なのはなぜか。前作『スプラトゥーン2』が発売された当初に比べて、ゲーム機本体であるNintendo Switchが大幅に普及しているということが理由の一つだろう。『スプラ2』のときは「装着率(本体販売台数に対してそのソフトを購入した人の割合)が異様に高い」と話題になったが、『スプラ3』は母数(本体販売台数)の多さを足がかりに、すさまじいスタートダッシュを見せている格好である。
 
 スプラトゥーン(以降、スプラ)をこの新作『3』から始めた、という人に行き合うことも珍しくなく、筆者はそのたびに小躍りをしている。スプラの世界観を共有してめでることができる同好の士が増えるのが何よりもうれしいのである。
 
 ようするに筆者はスプラトゥーンのファンなわけだが、ガチ勢でもあって、誰にも公表したくなく妻にも隠しているくらい膨大な時間(チラ見せすると○千時間くらい)をプレイしている。最近なかなかプレイ時間が確保できずにじれているが、この忠誠心はあせていない。
 
 そのスプラトゥーンにどっぷり浸かっている筆者が、面白さのワケを解説したい。