東京都内には、現在、全国の道県のうち34のアンテナショップがある(※1)。地域の特産品や独自のグッズなどを扱うアンテナショップは、現地に足を運ばなくても地方の商品が手に入るため、身近に感じている人も多いだろう。

(※1)1都2府の店舗はないため、ここでは「道県」と示す

 ブランド総合研究所による調査では、アンテナショップに来店経験のある人の年間訪問回数は、平均14.7回であった。また、週に1回以上来店している人は2.4%おり、このような「ヘビーユーザー」が平均回数を押し上げている。

 1年間にアンテナショップに来店した人の中で、1店しか行ったことがない人は38.5%、2店は19.5%、3店が12.2%。一方で、6~10店は10.8%、11~20店は4.8%、21店以上は1.5%と、多くの店舗を利用している人もいる。

 また、最も購入されている商品は「お菓子・スイーツ」で53.3%、「魚介類・水産加工食品」が18.8%である。次いで、カレーや缶詰などの「レトルト・加工商品」が18.5%、しょう油などの「調味料」が17.9%と続いた。

 このようなトレンドを見てもわかる通り、実はアンテナショップは、常ににぎわいを見せる人気スポットなのである。

 ブランド総合研究所は、2022年9月、首都圏に住む方を対象にアンテナショップの利用実態を明らかにする『第6回アンテナショップ利用実態調査2022』を実施。調査から得た回答結果から、利用率の高い順にランキングを発表した。

 今回は、『第6回アンテナショップ利用実態調査2022』を基に、「全国人気アンテナショップランキング」(※2)として紹介する。

(※2)調査を行ったのはブランド総合研究所。アンケートは調査モニター450万人より、首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)在住の男女20~79歳までの方を対象とし、2022年9月9日~9月11日にかけてインターネットで調査を実施した。不完全回答および信頼性の乏しい回答を除く計19,917人の有効回答を得た。 
なお、アンテナショップは都道府県が出店しているところが対象であり、コロナ禍の影響もあるため、現在の人気度ではない(かつて人気があったアンテナショップという事象も影響している)。
「アンテナショップ」の基準や調査の詳細は以下の概要をご覧ください。
https://news.tiiki.jp/antenna2022      
                   

最も利用率が高いのは
「北海道どさんこプラザ」

 1位を獲得したのは「北海道どさんこプラザ(※3)」(28.62%)で、他県よりも圧倒的な利用率であった。2位には「沖縄・銀座わしたショップ」(14.66%)がランクインした。

(※3)「北海道どさんこプラザ」は、有楽町の他にも「吉祥地店」「羽田空港店」など7店舗を展開している。同調査においては、有楽町店を対象とする
「全国自治体アンテナショップ」人気ランキング2022!ダントツ1位はどこだ?